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ここが好き!私のまち

2017.06.19湧水の美しさに惹かれて

かんざらしの美味しさを全国に広めていきたいです!

“はかない”かんざらしの魅力

かんざらしは、すごく“はかない”味わいの食べ物だと思うんです。スイーツといえば、生クリームやバターなどをたっぷり使った、リッチな味わいのものが多くありますが、かんざらしはその真逆。白玉と蜜だけです。シンプルだからこそ、水が美味しくなければいけません。

「銀水」復活に当たって、島原のお店を巡り、かんざらしをいろいろ食べ歩いて研究しました。シンプルでいて、それぞれのお店の味があり、バリエーションが豊かなことに驚きましたね。

白玉のサイズは、小指の先くらいのものもあれば、ひと口では食べきれないほど大きいものも。蜜も、あっさりとした透明なものから、煮詰めてべっこう色のものまで。フルーツやクラッシュした氷が入っているものなど、さまざまです。さらに、みなさんそれぞれに家庭の味があって、とても興味深いですね。

「銀水」のかんざらしのレシピは残っていなかったので、ハツヨシおばあちゃんの味を知る方々にご協力いただきながら再現しました。大切にしているのは、みなさんのご意見を取り入れながら、私自身も納得いく味でご提供すること。当時の味を知る方に「懐かしい!」といってもらえると、ほっとします。若い世代の方にも「銀水」のかんざらしを気に入ってもらえて、うれしく思っています。


食の豊かさと、暮らしの安心

お店の裏口から、ご近所の方が畑で採れた野菜を持ってきてくれることがあります。スーパーには、私の地元では見たことがないような魚が並び、とても新鮮で安くてびっくりしました!今では魚をさばくことができるようになったんですよ。食は本当に豊かですね。

「銀水」の目の前にある「浜の川湧水」は、今でもこの界隈の人が集まってくる生活と交流の場です。毎日水を汲みにくるおばあちゃんが何日か姿を見せないと「風邪かな?」と心配になります。こうやって見守り合いながら暮らしていくことが、安心に繋がっていくのですね。

安心といえば……。平成28年4月の熊本地震は、島原も大きく揺れました。3月に来たばかりで、知り合いも少なく心細かったのですが、町内会の方たちから「大丈夫?」と声をかけていただいて、とてもほっとしました。

それから、雲仙・普賢岳噴火災害の教訓から、島原の各家庭には防災無線が置いてあるんですよ。災害に対する意識が高く、この地域で暮らすことへの安心感を深めました。


フグは島原に軍配!?

島原の郷土料理で好きな料理は、フグをにんにくと醤油などで炊いた「がねだき」です。私の地元・大阪でもフグは名物だったのですが、私としては島原に軍配を上げたいと思います(笑)。いつも“はかなげ”なかんざらしを食べているからか、がっつりとお肉が食べたくなることも……。「仲よし」さんの「がぶ丼」というローストビーフ丼を食べている時もしあわせです!

「銀水」の復活で、多くのメディアに取り上げていただきました。これからも「銀水」の知名度を上げていけるように、そして、かんざらしを通して島原を全国に発信していけるよう、頑張ります!

プロフィール

平成28年に地域おこし協力隊として、大阪から島原に移住した杉山佳恵さん。
夫の大介さんと共に「銀水」でかんざらしを作っている。

「銀水」は大正4年に入江ギンさんが始めた元祖かんざらしの店。
田中ハツヨシさんが店を継いだが、平成9年に体調を崩して営業ができなくなった。

島原市と杉山さん夫妻によって、20年近い時を経て「銀水」を復活させた。